シャブリ 樽香
2015/11/03
樽香とは、ワインを作る時に使うオーク樽によってつく香りのことです。ワインそのものの香りと相まって、様々な香りをつくりだします。そしてまた、オーク樽は使用前に中を焼くのですが、その焼き加減によっても香りが違ってきます。いずれにしても樽香は、いわばワインの味わいを大きく左右してきます。
しかしながらシャブリにおいては、樽香はごくごく控え目です。そもそもシャブリでは新樽ではなく使い込んだ=香りが弱まった樽を使用してきた歴史があります。そして現在では樽を使用せずにステンレスなどのタンクで作るところの方が多く存在します。シャブリにおける樽香は邪魔だと考えるところもあれば、ほんのわずかな樽香があったほうがよいと考えるところもあるわけです。この点では造り手のイメージによってかわってくるといえるでしょう。また造り手にとっては、樽に比べてステンレスタンクなどの方が扱い安い・管理がしやすいという利点もあります。
現在ランク付けされているシャブリですが、シャブリ、またはプティ・シャブリに分けられているものでは樽を使用していないものばかりです。その一方でシャブリ・グラン・クリュやシャブリ・プルミエ・クリュに分けられているものには、樽を使用しているものもあれば、使用していないものもあります。どちらが良いとは一概に言えず、造り手と飲み手の好みによるのではないでしょうか。
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